- 2020/08/26
- だれもが座ったまま楽しめる新しい競技「ボブイスレー」
テイ・エス テック株式会社は、一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会と、愛されるシートを活用した、だれもが座ったまま楽しめる新しいゆるスポーツ※1競技であるすわスポ※2第二弾「ボブイスレー」を共同開発しました。
当社が長年培ってきた自動車用シート技術とIoTを融合させシートをコントローラーとして活用する「愛されるシート」システムを活用した今回の「ボブイスレー」は、目が不自由な方でも楽しめることを目指して開発をすすめ、北京パラリンピックにも出場した初瀬勇輔さんをはじめ視覚障がいを持つ方々に監修いただき、トリノオリンピックに出場した女子ボブスレー選手長岡千里さんにもご協力いただき完成しました。9月に開催予定の「オンラインゆるスポーツパーク」に展示予定ですので、ぜひご体験ください。
※1ゆるスポーツ:年齢・性別・運動神経に関わらず、誰もが楽しめるスポーツ。多様な楽しみ方が用意され、足が遅くてもいい。背が低くてもいい。障がいがあっても大丈夫。世界ゆるスポーツ協会が創り出す新感覚スポーツ。
※2すわスポ:座ったまま楽しめるスポーツ
すわスポ第2弾 「ボブイスレー」
ボブイスレーは、センサーの入ったイス(愛されるシート)の上で身体を動かすことで、画面の中のバーチャルプレイヤー「イスリート」が雪景色の中を進んでいく今までにないスポーツです。二人1組で挑戦し、コースに沿ってコーラー(指示を出す人)が身体の動きを指示します。コースの見えないイスリート(椅子に座り動く人)は、正確に身体を動かして、他のチームより早くゴールを目指します。まるでボブスレーのようにチームワークが鍵となります。二人の呼吸を合わせて世界ランキング上位を目指そう!
競技詳細はこちらをご覧ください:https://yurusports.com/sports/bobisleigh
■ボブイスレー誕生の背景
スポーツをしたくても思い切りできない人がいます。例えば、視覚に障がいがある人たち。ブラインドサッカーやゴールボールといった競技はありますが、ハードで怪我をすることも少なくありません。そこで、「座ったままできる」「怪我の心配がない」スポーツを開発できないか?という想いで生まれたのが「ボブイスレー」です。
自動車用シートを60年以上開発してきたテイ・エス テックが『座るを、新しく。』をコンセプトに、シートをコントローラーとして楽しむ独自技術の「愛されるシート」に、ゆるスポーツ流の「だれもが楽しめる」「アスリートに勝てるかもしれない」デザインを入れ込むことで完成しました。本スポーツは、2019年5月に発表した「緩急走(かんきゅうそう)」に続く、座ったまま楽しめる「すわスポ」第二弾として開発されました。座ったままで楽しめるのはもちろん、室内だけでなく、ゆくゆくはもしかしたら車で移動中にも楽しめるかもしれない。そんな夢が膨らむ新しいスポーツです。
■監修は、視覚に障がいのある3人
「ボブイスレー」開発にあたり、2008年北京パラリンピックにも出場した初瀬勇輔さんに監修していただきました。初瀬さんは大学在住中に緑内障により視覚障がいとなりましたが、その後起業をしながら、現役のパラアスリートとしても活躍されています。また、同じく視覚に障がいのある石原順子さん、大石亜矢子さんのお力も借りながら、「見えなくても楽しめるスポーツとは何か」「晴眼者(目が見える人)と協力できるスポーツはないか」という検討を重ね、本スポーツが完成しました。
初瀬さんコメント
「負けが続いて、最後勝ったときに自然とガッツポーズがでました。あ、これはちゃんとスポーツなんだなと思いました。また、見えないのが前提になっているので、視力にとらわれず僕らが楽しめるのもいい。メインプレイヤーが画面を見ないという設定も斬新。返ってくる音によって、今自分がうまくコースに乗れているか、正しい動きをできているか分かったのも嬉しかった。未来なスポーツ、という感じでしたね」
■女子ボブスレー選手長岡千里さんも協力
トリノオリンピックに出場した長岡千里選手にも、トライアルに参加いただきました。
長岡さんコメント
「ボブスレーは氷上を走る競技なのでその臨場感をどう表現するのだろうとワクワクしていました。 難易度によって臨場感が工夫され、パートナーとの連携は想像以上に難しいですが、視覚障がい者の方々と一緒に汗を流すことで、お互いの交流を深めるスポーツに発展していく事間違いなしです」
■9月に開催する「オンラインゆるスポーツパーク」で体験できます
2020年9月26日(土)開催予定の、自宅から参加できるスポーツイベント「オンラインゆるスポーツパーク」にて、「ボブイスレー」もコーラーとしてオンラインでお楽しみいただけます。詳しくはイベント告知サイトをご参照ください。
イベント告知 : https://yurusports.com/archives/5007
■愛されるシートについて
当社が長年培ってきた自動車用シート(座席)のセンシング技術とIoTを融合させ、シートをコントローラーとして活用するシステム。このシステムは、アプリケーションやクラウドと連携することで、座っている人の動きを見える化し、子どもや高齢者、障がいを持つ方など、誰もが楽しめるスポーツや健康増進コンテンツなど、次世代の車室空間での新しい過ごし方はもちろん、スポーツやヘルスケアなど幅広い領域に活用できます。
■一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会について
公式Facebook:www.facebook.com/yurusportslove
世界ゆるスポーツ協会は“スポーツ弱者を、世界からなくす。”ことをコンセプトに、2015年4月10日に発足しました。当協会は、だれでも楽しめる新しいスポーツジャンルを創りだすことを追求し、50種類以上(2020年2月1日現在)の競技を公開し、幅広く親しんでいただく活動を行っています。また、運営にあたりプロデューサー、ディレクターを中心に、スポーツアンバサダーおよび、多数のスポーツクリエーターにより推進しています(https://yurusports.com/members にて、コアメンバーを公開中)。2017年12月に「HEROs AWARD」の第1回となる「HEROs Award 2017」を受賞。
主な公式競技: ベビーバスケ、ハンドソープボール、イタイッス、イモムシラグビー、ブラックホール卓球、ハンぎょボール、スポーツかるた、顔借競争、トントンボイス相撲、こたつホッケー、打ち投げ花火、HAT RUGBY、コツコツ点字ブロックリレー、EMO ONI、○×スペース、シーソー玉入れ、ゾンビサッカー、くつしたまいれ、オシリウスの塔、うんちスポーツ、FLYING EGG、せんたくテニス、スピードリフティング、100cm走など
プロジェクト: ゆるスポヘルスケア、ゆるスポ研修、おやこゆるスポーツ、ご当地ゆるすぽ、ゆるスポYOUTHなど
愛されるシートシステムとお互いの技術やサービスを活かした共同開発パートナー、ご体験したい企業、事業主さまを幅広く募集しています。
お問合せ先:aisareruseat.tstech@tstech.com